漢方薬は前立腺を小さくしてくれるわけではない
前立腺肥大症の治療薬として漢方薬が使われることがあります。漢方薬はご存知のように2000年の歴史を持つ大変古くからある薬です。薬ですから副作用が全くないわけではありませんが、西洋薬と比較して少ないことや、即効性はなくゆっくりと効いてくることなどもよく知られています。
前立腺肥大症で使われる漢方薬が使われれることも増えてきていますが、肥大した前立腺を小さくしてくれることはありません。排尿障害などの前立腺が肥大したことによって起こる症状を改善することが服用の目的になります。
使われる漢方薬には、八味地黄丸(はちみじおうがん)、六味地黄丸(ろくみじおうがん)、猪苓湯(ちょれいとう)などというように多くの種類があります。前立腺のうっ血をとるためにはこれこれの漢方薬、腎臓の機能を助けるためにはこの漢方薬というように、症状や体力、体質、前立腺肥大症の進行状況などから判断され適切な処方がなされます。
市販されている漢方薬もありますが、一般的に広く浅く効能があるものを組み合わせて作られているものが多いようです。一方、病院で処方される漢方薬はその方の症状などにより適したものが個々に選択されます。先に書いたように漢方薬には副作用が少ないとはいえ、全くゼロというわけではありません。市販された薬を使用する場合には、きちんとした知識のある専門家に相談の上で服用されることをおすすめします。
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